新任自治会長として自治会の在り方を学ぶ⑨|「誰がなってもできる自治会」を目指して

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自治会長になってから、これまで当たり前だと思っていたことを、一つずつ考えるようになりました。

引き継ぎ資料を確認する。

自治会長の役割を考える。

仕事を一人で抱え込まない。

「今までこうしてきた」というやり方を見直す。

規約を読み直す。

そして、自治会は何のためにあるのかを考える。

ここまで考えてきて、私の中で一つの目標が見えてきました。

それが、

「誰がなってもできる自治会」

です。

初めてだからこそ、分からないことがある

私は自治会長になるまで、役員の経験がほとんどありませんでした。

だから、最初は分からないことだらけでした。

「これは誰が担当するんだろう?」

「毎年こうしているけど、なぜなんだろう?」

「この書類はどこに出すんだろう?」

「去年はどうしていたんだろう?」

そのたびに、資料を探したり、前任者に聞いたり、関係するところに確認したりしました。

でも、そこで思ったのです。

もし、次の人も同じように分からなかったら?

そして、その次の人も分からなかったら?

毎年、同じことを最初から調べることになります。

「経験者だからできる自治会」では困る

自治会には、長く役員を経験している人もいます。

そういう方が知っていることや、これまで積み重ねてきた経験は、とても大切なものだと思います。

ただ、それが「その人がいないと分からない」という状態になってしまうと、少し困ります。

例えば、

「○○さんなら分かる」

「前の会長に聞かないと分からない」

「毎年やっているけど、詳しいことは誰も分からない」

という状態です。

経験のある人がいるから成り立つのではなく、

経験のない人が役員になっても、ある程度進められる。

そんな仕組みが必要なのではないかと思うようになりました。

引き継ぎ資料があるだけでは足りない

自治会長になって最初に確認したのが、前任者からの引き継ぎ資料でした。

資料が残っていること自体は、とてもありがたいことです。

「去年はこうしていた」ということが分かるだけでも、大きな助けになります。

でも、実際にやってみると、それだけでは分からないこともありました。

資料に書かれているのは「何をするか」であって、

「なぜするのか」

「誰がするのか」

「どこまで自治会長がするのか」

までは分からないこともあります。

だから、これからは単に資料を残すだけではなく、

次の人が見たときに、実際に動ける資料

にしていくことも大切なのだと思っています。

役割を分かりやすくする

もう一つ大切だと思ったのが、役割分担です。

自治会長、副会長、班長、その他の役員。

それぞれに役割があるのなら、その役割をできるだけ分かりやすくしておく。

「自治会長がやること」

「班長にお願いすること」

「担当の役員が行うこと」

を整理しておけば、誰か一人に仕事が集中することも減らせます。

もちろん、実際には状況によって協力し合うことも必要です。

でも、

「困ったら全部会長」

になってしまうのは、できるだけ避けたいと思っています。

役割が分かっていれば、初めて役員になった人でも動きやすくなります。

規約も「分かる」ことが大切

これまで規約を読み直してきた中でも、同じことを感じました。

規約に書いてあることが、実際の自治会の運用と違っていたり、表現が分かりにくかったりすると、初めて役員になった人には判断が難しくなります。

もちろん、規約は自治会の大切なルールです。

だからこそ、

「書いてあるから分かる」

ではなく、

「読めば、どうすればいいのか分かる」

ことが大切なのではないかと思います。

必要に応じて見直し、今の自治会の運用に合った、分かりやすいものにしていく。

それも「誰がなってもできる自治会」につながっていくのだと思います。

「次の人のために残す」という考え方

自分が自治会長をしている間に経験したことは、自分だけのものにして終わらせたくありません。

「こういうことがあった」

「ここは確認が必要だった」

「この資料があると分かりやすい」

「ここは役割を整理したほうがいい」

そんなことも、次の人に伝えられる形で残しておきたいと思っています。

もちろん、すべてを細かく記録すればいいわけではありません。

資料が増えすぎれば、それを探すこと自体が大変になります。

必要なものを、必要なときに見つけられるように整理する。

それも大切なことだと思います。

「誰がなってもできる」は、自治会長だけの話ではない

ここまで考えてきて、「誰がなってもできる自治会」というのは、自治会長だけのことではないのだと気づきました。

班長になった人。

役員になった人。

行事の担当になった人。

どの役割でも、初めての人がいるかもしれません。

その人が、

「初めてだから何も分からない」

ではなく、

「資料を見れば分かる」

「役割を確認すれば分かる」

「分からなければ誰に聞けばいいか分かる」

という状態になっていれば、ずっと活動しやすくなります。

それは、役員を引き受ける人の負担を減らすことにもつながると思います。

私自身も、まだ途中

とはいえ、私自身まだ自治会長一年目です。

「誰がなってもできる自治会」が完成したわけではありません。

むしろ、今まさに「どうすればいいんだろう」と考えながら進めています。

だからこそ、今の自分が感じた疑問や気づきを、そのままにしないようにしたいと思っています。

分からなかったこと。

困ったこと。

もっとこうしたら分かりやすいと思ったこと。

そういう一つ一つを整理していけば、少しずつ自治会の仕組みも変わっていくのかもしれません。

次の人が「これならできそう」と思える自治会へ

自治会の役員は、毎年同じ人がやるわけではありません。

順番で回ってくることもあります。

だからこそ、経験のある人を前提にするのではなく、

初めての人でもできる仕組みを作っておく。

それが、これからの自治会には必要なのではないかと思っています。

私が自治会長になったとき、

「何をすればいいのか分からない」

というところから始まりました。

だからこそ、次に自治会長になる人には、少しでもそういう思いをしてほしくない。

資料を開けば、ある程度分かる。

役割を見れば、自分が何をすればいいか分かる。

困ったときには、誰に相談すればいいか分かる。

そんな自治会に少しずつ近づけていけたらと思っています。

「誰がなってもできる自治会」。

今の私が、自治会長を経験する中で見つけた、一つの目標です。

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