自治会長になって、最初に取り組んだ仕事。
それは、浸透地の除草作業と、除草剤の依頼でした。
自治会長になったばかりだったので、まずは前年度の資料を確認しながら、例年どおり進めていこうと思っていました。
ところが、ここでいきなり悩むことになりました。
除草剤を撒く?撒かない?
浸透地の様子を確認していると、法面の崩れが気になる箇所がありました。
除草をすること自体は必要です。
雑草が伸びれば管理もしにくくなります。
では、除草剤はどうするのか。
撒けば雑草を抑えることはできます。
でも、法面の状態が気になる中で、除草剤を撒いてしまって大丈夫なのだろうか。
そんな疑問が出てきました。
自治会長になる前だったら、もしかしたら「去年と同じように除草剤をお願いすればいい」と考えていたかもしれません。
でも、実際に自分が判断する立場になってみると、
「本当にこれでいいのかな?」
と考えてしまいます。
自分だけでは判断できない
自治会長になったばかりで、浸透地について詳しいわけでもありません。
除草のためには撒いたほうがいい。
でも、法面の状態を考えると、撒かないほうがいいのではないか。
どちらが正しいのか、簡単には判断できませんでした。
結局、法面の状態も気になることから、今回は除草剤を撒かないことにしました。
今振り返ると、これが自治会長になって最初に感じた「困ったこと」だったと思います。
「作業をする」だけではなかった
自治会長になる前は、自治会の仕事というと、
「決まっていることを順番にやっていく」
というイメージがありました。
でも、実際にはそうではありませんでした。
目の前にある仕事について、
「この方法でいいのかな?」
「ほかに気をつけることはないかな?」
と考えて、判断しなければならないことがあります。
しかも、前年度の資料に書いてあることが、そのまま今年度にも当てはまるとは限りません。
実際に現地を見てみて初めて気づくこともあります。
自治会長になって最初の仕事で、私はそのことを実感しました。
困ったから、調べるようになった
この経験をきっかけに、分からないことがあれば、そのまま進めるのではなく、一度立ち止まって考えるようになりました。
前年度はどうしていたのか。
なぜそうしているのか。
今の状態でも同じやり方でいいのか。
必要なら、詳しい人に聞いたり、関係するところに確認したりする。
自治会長になったばかりの私にとっては、こうした「調べて考える」ことも仕事の一つだったのだと思います。
最初から何でも分かる自治会長なんて、きっといません。
分からないからこそ、確認する。
迷ったら、考える。
そして、判断したことを次の人にも分かるように残しておく。
そんなことが、自治会を続けていくうえで大切なのかもしれません。
自治会長になって最初に困った、除草剤を撒くかどうかという小さな判断。
でも私にとっては、自治会長の仕事が「決まったことをこなすだけではない」と気づく、最初の出来事になりました。
