新任自治会長として自治会の在り方を学ぶ⑧|自治会の負担をどう減らすか

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自治会長になって、いろいろなことを経験する中で、少しずつ自治会の仕組みが見えてきました。

自治会長の役割を考えたり、規約を読み直したり、「そもそも自治会って何のためにあるんだろう?」と考えたり。

そうしているうちに、もう一つ気になることが出てきました。

「自治会の負担って、もう少し減らせないのかな?」

ということです。

自治会長になって初めて分かったこと

自治会員だった頃は、自治会長がどんな仕事をしているのか、正直よく分かっていませんでした。

回覧が回ってきたら確認する。

自治会費を払う。

行事があれば参加する。

ゴミステーションを利用する。

私にとって自治会は、そんな存在でした。

ところが、実際に自治会長になってみると、表からは見えない仕事がたくさんあります。

市からの連絡、各種団体とのやり取り、行事の準備、役員会、書類の作成、回覧、問い合わせへの対応……。

一つ一つはそれほど大きな仕事ではなくても、積み重なるとかなりの量になります。

そして、気をつけないと、それらがいつの間にか自治会長一人に集まってしまいます。

「自分がやったほうが早い」の落とし穴

私自身、何度も思いました。

「これは自分でやったほうが早いな」

実際、自分でやってしまえば、その場ではスムーズです。

誰かに説明する必要もありません。

確認してもらう必要もありません。

でも、それを繰り返していると、自治会長が何でもやることが当たり前になってしまいます。

そうすると、次の自治会長になった人も同じように仕事を抱えることになります。

これは、自治会長が頑張れば解決する問題ではないのかもしれません。

「自分がやったほうが早い」ではなく、「誰がやってもできるようにする」こと。

それも自治会を運営するうえで大切なことなのだと思うようになりました。

「減らす」ことと「なくす」ことは違う

自治会の負担を減らすと聞くと、

「行事をなくす」

「仕事を減らす」

「活動をやめる」

というイメージもあるかもしれません。

でも、私が考える負担軽減は、少し違います。

必要な活動までなくしたいわけではありません。

地域の環境を維持したり、ゴミステーションを管理したり、地域の中で情報を共有したり。

自治会だからこそ必要なこともあります。

だからこそ、

「これは本当に必要なのか?」

「今のやり方でなければできないのか?」

「もっと簡単な方法はないのか?」

と、一つずつ考えてみることが大切なのだと思います。

「昔からやっている」を一度立ち止まって考える

これまでの自治会の資料を見ていると、「毎年こうしている」ということがたくさんあります。

もちろん、長く続いていることには、それなりの理由があるのだと思います。

でも、その理由が分からないまま続いているものもあります。

「去年もやったから今年もやる」

「毎年この書類を作っているから作る」

「昔からこの方法だから、この方法でやる」

それだけになってしまうと、少しずつ仕事が増えていくことがあります。

だからといって、すぐに変える必要はありません。

まずは、

「なぜ、これをやっているんだろう?」

と考えてみる。

その理由が分かれば、続ける意味も見えてきます。

逆に、今の時代には合わなくなっていることが分かれば、見直すきっかけにもなります。

次の人のことを考える

自治会長をやってみて、私が強く思うようになったのが、

「次にこの役をやる人が困らないようにしたい」

ということです。

自分が一年間なんとか乗り切れば、それで終わり。

それでは、また次の人が同じところで悩むことになります。

だから、できることから少しずつ整理していきたいと思っています。

役割を分かりやすくする。

必要な資料を残す。

規約や細則を分かりやすくする。

毎年行っていることを記録する。

そして、できるだけ一人に仕事が集中しないようにする。

こうした小さな積み重ねが、自治会の負担を減らすことにつながるのではないかと思っています。

「大変だからやりたくない」だけではなく

自治会の担い手不足が言われる中で、

「自治会役員は大変」

「自治会長は大変」

と思われてしまうことも、仕方のないことなのかもしれません。

私自身、自治会長になって初めて、その大変さを実感しました。

だからこそ、「大変だから誰もやりたくない」で終わらせるのではなく、

どうしたら、もう少し無理なくできるのか。

そこを考えていくことが必要なのだと思います。

活動そのものを減らすだけではなく、仕事の分担や仕組みを見直す。

分からないことがあれば、次の人が調べ直さなくてもいいように残しておく。

初めて役員になった人でも、「これならできそう」と思えるようにする。

そんな自治会なら、少しずつ負担も変わっていくのではないでしょうか。

私が目指したい自治会

自治会長になった当初は、とにかく目の前の仕事をこなすことで精一杯でした。

でも、少しずつ自治会について考えるようになって、

「自治会をどうすればもっと良くできるか」

というより、

「どうすれば、誰がやっても無理なく続けられる自治会になるのか」

と考えるようになりました。

必要なことは残す。

必要のないことは見直す。

一人に仕事を集中させない。

分からないことを、次の人に残さない。

まだ自治会長一年目なので、答えが出ているわけではありません。

それでも、自分が自治会長を経験したからこそ気づけたことを、少しずつ形にしていきたいと思っています。

そして、それが次に自治会長になる人の負担を少しでも減らすことにつながればいいなと思っています。

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